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正しいワクチネーション
VACCINE |
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免疫について
生き物の身体の中には、病原体の侵入を防いだり、侵入した病原体と戦い、体から排除するメカニズム「生態防御機構」が備わっています。これは犬も人間も同じです。
この「生態防御機構」は、すべての病原体の侵入に非特異的に働く、「抵抗力」と、それでも侵入してくる病原体に特異的に働く「免疫」の二段構えになっています。
免疫は、ある感染症から完治した個体がその感染症にかからなくなるシステムです。
血液の中をパトロールしているリンパ球が作る抗体によって、病原体の毒性を中和する「液性免疫」と、すでに病原体が侵入してしまった細胞をリンパ球ごと破壊する「細胞性免疫」と二つに大きく分かれています。 |
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ワクチンは、一度侵入した病原体を記憶し、次に侵入しようとした時に速やかに戦い身体を守る免疫のメカニズムを人工的に応用したものです。病気を起こさないくらい弱めた病原菌や死んでしまった病原菌を体内に接種することにより、感染症を疑似体験させて、免疫を獲得させるものです。
ワクチンには、大きく、生ワクチンと不活化ワクチンがあり、どちらも長所も短所もあるので、その特徴をよく理解した上で選択することが大切です。通常、細胞性免疫が主体となって防御する病原体には生ワクチンがよく、液性免疫が主体となって防御する病原体には不活化ワクチンで十分な期待ができます。 |
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ワクチネーション・プログラムは、仔犬の生活環境やワクチンの種類などによりいくつかのやり方がありますが、通
常は、生後2カ月目(約8〜9週)と3カ月目(12〜14週)にそれぞれ1回づつの計2回打つか、あるいは生後6週目と9週目、および12〜14週目に1回づつの計3回打つ方法が一般
的です。そして次の年からは、年に1回づつ打つのが理想的です。 |
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■ワクチンブレイク
ワクチンを接種したにも関わらず、その感染症にかかってしまうこと。
原 因
ワクチン取り扱い上の問題
ワクチンにも使用期限があります。また、適切な保存方法でない場合もその効果を阻害してしまいます。
■犬の健康上の問題
免疫異常(不全)、移行抗体の干渉、年齢(幼令または老令)、妊娠(免疫がおちる)、ストレス、体温異常、ワクチン接種時に既に感染潜伏中、免疫抑制の細胞傷害性薬品の投薬、麻酔、ホルモンバランスの異常、体力虚脱、寄生虫感染など
■ワクチンの副作用(副反応)
ワクチンの中には、弱毒化したり不活化した病原体や、ワクチン作成に必要な成分(アジュバンド等)、保存性をよくする安定剤など、いろいろなものが含まれている。これらの成分に体が反応してしまうことを副反応といいます。
・アレルギー反応
自分の体に不必要または邪魔と判断した免疫系が過剰な反応を示すこと、顔全体が腫れたり、目の廻りが腫れるという症状が出ることがあります。
アレルギー反応は、動物側の体質によるところも大きく、また、異物を体内に注入するのがワクチンである為、絶対に副反応を起こさないワクチンは、ありえないものです。
・アナフィラキーショック
接種後15分以内に起きることが多いので、ワクチン接種の後、15分程度は、病院内で観察していたほうが良いでしょう。
低血圧症のショック。致死的となる事もまれに起こりうる事です。 |
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